硬性鏡とも呼ばれるボアスコープは、先端の柔軟性がなく曲がらないタイプの工業用内視鏡。ここでは、ボアスコープ製品を一覧でまとめました。

タッチスクリーンとホットキーコントロールを備えており、機能性・使い勝手を高次元で両立。汎用性・画面処理能力・使いやすさのバランスが取れている点が特徴。機能や画質はハイエンド機に迫る水準ながらも、コンパクトで簡単に操作ができるため、幅広い現場のニーズに応えてくれます。また、白・紫外線、赤外線光源の切り替え挿入部や光源ユニットを検査対象に合わせて簡単に交換することが可能。過酷な環境の使用にも耐えられる堅牢性も備えています。

外径2.2mmのフレキシブルスコープ、または1.8mmのリジットスコープでの使用が可能です。挿入しやすい点が特徴であることから素早く検査エリアにアクセスできます。
120度の視野角で一度に広い範囲の観察が可能である点、高画素CMOSセンサーを搭載していることから高画質を実現。また、狭いところ・広いところにも対応する照明を搭載しており、クリアかつノイズの少ない画像で検査をサポートします。

3D表示機能を搭載しており、対象の全体像を一目で把握することが可能。計測点の指定をイメージしやすいことから、やり直しを減らして検査時間の短縮につなげられます。また、レーザーダイオード照明を搭載することによって、広い内部空間も観察しやすくなっています。
| 社名 | 株式会社エビデント |
|---|---|
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス |
| 電話番号 | 03-6901-4600 |
| URL | https://www.olympus-ims.com/ja/ |

先端径はφ1.4mm/φ1.7mmを用意、2mm以下の目視できない箇所の検査を可能とする極細径ボアスコープです。接眼部側に搭載されたフォーカスリングを使うことにより、より鮮明な画像を確認できるフォーカス調整機能を採用しています。
乾電池式LEDグリップは明るさの細かい調整ができるようになっており、良好な視野の確保をサポートします。
| 社名 | 株式会社ミルス・システムズ |
|---|---|
| 所在地 | 埼玉県蓮田市東5-9-8 いずみやビル503 |
| 電話番号 | 048-765-4020 |
| URL | https://www.mils-sys.co.jp/ |

有効長175~179mm、φ2.7~8.0mmまでの外径からニーズに合わせて選ぶことが可能です。視野方向は直視のほか、30°・70°・90°の側視タイプを用意しています。
画像は目視だけでなく、モニター画面上でも確認することができ、部品や機器内部の欠陥・傷などを見落としにくい仕様となっています。光源については別売り対応。
| 社名 | スリーアールソリューション株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県福岡市博多区東光2-8-30 高光第一ビル2F |
| 電話番号 | 092-260-3030 |
| URL | https://3rrr-btob.jp/archives/items/3r-bs27 |

目視できない小さな部品や機械の内部を、非破壊で検査できるボアスコープ。光源接続部は、M10 P=0.5・M8 P=0.5の2種類のサイズに対応しています。視野方向は、直視(0°)、側視(70°、90°)をニーズに合わせて選択可能です。
挿入部は防水でそれ以外の部分は防滴仕様、ガソリン・マシン油・5%の塩水であれば付着しても可動できます。
| 社名 | 株式会社松電舎 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府大阪市北区万歳町4-12 浪速ビル東館7F |
| 電話番号 | 06-6364-3000 |
| URL | https://www.shodensha-inc.co.jp/ja/bal-4-175/ |
外径φ1.5㎜・φ1.9㎜・φ2.7㎜・φ4.0㎜に対応、視野角は直視と斜視(30°・70°・90°)から選択できるボアスコープ。φ4.0㎜については視野角105°まで対応できる広視野角設計となっており、用途に合わせて選びやすいラインナップとなっています。
挿入部については耐熱性があり120℃まで対応、水や機械油への耐性も強めです。
| 社名 | 株式会社町田製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県我孫子市我孫子1-15-12 |
| 電話番号 | 04-7165-3081 |
| URL | http://www.machida-eds.co.jp/in_sle.html |

細部を観察するためのスコープとして、外径φ1.5mmからラインナップしています。挿入部は3層構造(一部2層の製品もあり)であることから非常に丈夫な作りになっています。スコープの先端にはサファイヤガラスを採用しているため傷つきにくく、さらにショートロッドレンズを採用することで、明るく高解像の画像を提供します。
公式HPで細径工業用ボアスコープ M186LE1.5-010-000の詳細を確認

視野角95°とワイドな映像で確認ができるため、穴の側面も一度に観察ができるボアスコープ。高画質モニタでの観察が可能で疲れない点もポイントです。φ2.7mm、有効長110mm。
公式HPでフルハイビジョンボアスコープ M856SKB-2700A-FHD2の詳細を確認

φ1.8mmと超細径の仕様となっていることから、狭い隙間の観察にも対応が可能。直接人の目が届かないような狭い部品の内部などについて、非破壊での目視検査を可能にするボアスコープです。有効長95mm、視野角80°。また、M10 P=0.5、M8 P=0.5の各種照明に対応しています。
公式HPで超細径ボアスコープ M511ME-P18UFDSの詳細を確認

φ10mm、有効長300mm、視野方向0°/30°であり、狭い部品内部も目視できるボアスコープです。挿入部は防水仕様となっていますが、それ以外の部分は防滴仕様です。光源接続部は2種類のサイズ(M10 P=0.5、M8 P=0.5)に対応しています。
公式HPで直視ボアスコープ M511AL-BS01033Sの詳細を確認

φ2.7mm、有効長175mm、視野方向0°/30°/70°のボアスコープです。M10 P=0.5、M8 P=0.5の各種照明に対応が可能となっています。挿入部は防水仕様ですが、それ以外の部分は防滴仕様。使用温度範囲は-15℃~60℃となっています。
公式HPでボアスコープ M511AL-BS02718Sの詳細を確認
| 社名 | 株式会社シロ産業 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府東大阪市菱屋東2-9-17 |
| 電話番号 | 0729-64-8663 |
| URL | https://www.webshiro.com |

φ2.7mm、1080P/60fps、視野角95°の高解像度な画像で観察が可能なボアスコープです。また、視野角も広くワイドな映像なので、穴の側面も一度に観察でき、効率的な作業が可能です。HDMIケーブルを使用することで、簡単にモニタダイレクト接続ができます(HDMI接続モニタはオプション)。
公式HPでフルハイビジョンボアスコープ SKB-2700B-FHD2の詳細を確認
| 社名 | 斉藤光学株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県横浜市戸塚区下倉田町250 山田ビル1F |
| 電話番号 | 045-871-7767 |
| URL | https://saitohk.com/sp/index.html |

バリ検査や巣検査など、狭い内部の検査に活用できるボアスコープ。直視・視野方向のバリエーションが7種類用意されており、用途に応じて選択が可能です。挿入部は防水仕様、耐熱温度は134℃以下となっています。
公式HPでボアスコープ 3R-BS27/40/60/80シリーズの詳細を確認
直視0°の硬性ボアスコープ。外径Φ0.83mmの極細径で、視野角は約90°。有効長は40/90/150/180mmから選べます。防水仕様で、耐熱温度は80℃以下です(光源は別売)。
| 社名 | 株式会社ノダキ |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県名古屋市西区名駅3-10-26 |
| 電話番号 | 052-561-4371 |
| URL | https://nodaki.jp |
ボアスコープは、先端が硬質な金属チューブになっているもので、中にある光学レンズに光を当てて細部の確認を行います。硬質な金属チューブを使用しており硬く曲がらない点が特徴であることから、硬性鏡とも呼ばれています。
この金属チューブの中にある光学レンズは、「映像伝達のためのリレーレンズ」「光を届けるためのライトガイド」という2つの役割を持っています。また、光学レンズに光を当てて先端からの映像を得るという仕組みになっているため、光源装置を用意する必要があること、また光源装置から光学レンズに光を届けるためのライトガイドケーブルも必要になります。
ボアスコープの他にも、ファイバースコープやビデオスコープといったようにさまざまな内視鏡があります。ボアスコープは上記でご紹介している通り、先端が硬質な金属チューブであることから、曲がっている部分がない単純な配管部、空間が広く取れている部分にはボアスコープを使用し、曲がっている部分がある複雑な配管部などには、ファイバースコープなどを使用するといった使い分けが有効です。
またボアスコープの場合には、どのサイズでも一定の解像度を持つ映像が選べますが、光ファイバーを介して映像を得る仕組みのファイバースコープの場合、細径にした場合に束ねられる光ファイバーが少なくなることから、解像度が落ちるという面があります。
工業分野においては、製品の品質検査や人が直接目にできない設備における保守検査などに活用されています。このような品質検査や保守検査は、顧客の安全性・信頼性に関わってくる重要な項目であることから、ボアスコープが使用されています。
工業分野の中でも非常に数多くの業種で使用されており、例えば電気や電子など細かい部品検査から、原子力発電所や火力発電所におけるタービン保守検査など幅広く使用されています。このように、工業分野においては、顧客に対して企業が安心・安全を提供するという意味で重要な意味を持っているといえます。
医療分野においても、ボアスコープはさまざまな用途で使用されています。手術を行う際に患者の体を切開する形で行われるケースもありますが、切開面積が広くなるほど患者の負担が増えていきます。しかし、ボアスコープを使用することによって、小さな穴を開けてそこから体内の手術を行えるようになるため、患者の負担を少なくできます。ボアスコープは曲がらないため使用できる手術は限られるものの、負担を少なくするための方法としてさまざまな場面で利用されています。
ボアスコープとファイバースコープは、「先端部分が曲がるかどうか」という点において違いがあります。
ボスコープの先端部分は硬質な金属チューブであることから固く曲がりません。対してファイバースコープは管が柔らかい光ファイバーを束ねた形になっていることから、先端を曲げた形での使用が可能です。
上記の点から、曲がっている箇所がない配管部や空間が広い箇所を観察する場合にはボアスコープを利用し、曲がっている部分があることから複雑な形状をした配管部や狭いところを観察したい場合はファイバースコープを使用する、といった形で使い分けができます。
また先端が細くなるほど解像度にも違いが表れてきますが、ボアスコープの場合は先端に搭載された工学レンズを介して映像を得ることから、どのサイズでも一定の解像度の映像を確認できます。対してファイバースコープでは光ファイバーを介して映像を確認するため、先端を細くした場合束ねられる光ファイバーが少なくなることから解像度が落ちるといった面があります。
内視鏡にはさまざまな種類があります。ボアスコープも内視鏡のひとつですが、他に上記でご紹介しているファイバースコープや、先端に小型カメラを搭載した先端カメラ内蔵内視鏡などがあります。この先端カメラ内蔵内視鏡は内視鏡の中では価格が比較的安い点が特徴のひとつ。さらに中継部は電線となっていることから、ファイバーよりも曲げることができ、さまざまな場所の検査や観察に用いることができます。
ただし、解像度は先端に搭載された小型カメラに依存するために小型化するほど解像度が低くなること、焦点距離もカメラに依存することから接近しすぎると焦点が合わない、といった面もあります。
ボアスコープと、ファイバースコープ、ビデオスコープを比較した際のメリット・デメリットは下記の通りとなっています。
| メリット | ・ファイバースコープよりも映像が鮮明 ・接近した対象物も観察することが可能 ・ボアスコープ部分に電子機器がないため、防水や耐熱、耐薬品などが可能 |
|---|---|
| デメリット | ・衝撃や曲げ応力に耐性がない ・直線的な挿入路しか対応できない ・主に簡易点検や限定的な直線部の観察にとどまる |
ボアスコープは構造がシンプルになっており、視野角や映像の精度においてはファイバースコープに劣るものの、接近した対象物の観察が可能であるなどのメリットがあります。
ボアスコープにはさまざまな種類があり、低価格のモデルから高度なハイエンドモデルまで提供されています。そのため、ボアスコープを導入する場合には、運用上のニーズと予算について考えることで、選択肢を絞り込めます。
安価なモデルは魅力的に見えるかもしれませんが、画質や耐久性、機能の面についてニーズが満たされているかどうかを確認することが大切です。ニーズに合った機能が備わっていなければ、検査の質が低下するケースもありますので、価格のみで選択するのではなく機能面についても十分に検討しながら機種を選択することが大切です。
メーカーの信頼性やサポートに関する点も確認しておきたい部分です。全てのメーカーが同じ品質のアフターサポートを提供しているわけではないため、導入後にどのようなサポートを受けられるかはあらかじめしっかりと確認をしておきたい部分といえます。
このような面から、メーカーの評判や実績を確認することがおすすめです。特に実績が豊富なメーカーであれば、導入時にもより良いアドバイスを受けられる可能性も高いと考えられるため、より自社のニーズに合った製品を導入できます。
また、機器の導入後は、時間が経過するにつれて修理やアップグレードが必要になるケースがあるため、必要なパーツやアクセサリが簡単に入手できるかどうかも確認しておくことがおすすめです。
ボアスコープを導入するにあたっては、まず「どのような用途に使用するか」という点をはっきりとさせておく必要があります。検査を行う環境や、どのようなものを検査するのかといった点から、ボアスコープに必要となる機能を判断することができます。
そのため、ボアスコープを導入するにあたっては、「どのような用途・環境での使用が想定されるのか」といった点をあらかじめ明確にしておくことで、ニーズに合った製品を選べます。
工業用内視鏡には、大きく分けてビデオスコープ・ボアスコープ・管内カメラがあり、それぞれでニーズが異なります。どのような場所を確認・検査したいのかを明確にし、自社に適した製品を選びましょう。


