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工業用内視鏡における光源の役割とは

暗い場所などの点検に工業用内視鏡を使用するにあたっては、対象物の内部を明るく照らすための光源が重要になります。そこでこちらの記事では、工業用内視鏡の光源について紹介。光源の重要性や種類、選び方などをまとめました。

工業用内視鏡における光源の役割とは?

工業用内視鏡を使用して配管や建物の内部などの点検や確認を行う際、光源が非常に重要な役割を果たしています。ここでは、工業用内視鏡に搭載された光源はどのような役割を果たしているのかを紹介。基本的な仕組みやその重要性、視認性を向上するポイントをまとめました。

光源の重要性と基本的な仕組み

さまざまな場面で工業用内視鏡が使用されていますが、配管内など検査を行う場所は光が届かず暗い場所であるケースが多くみられます。このような場所でもスムーズに作業が行えるように、工業用内視鏡の多くにはLEDライトなどの光源が搭載されています。この光源は、内視鏡の先端部分(カメラ部分)に搭載される形となっていますが、この光源の活用によって確認したい場所を明るく照らし、不具合が起こっていないかなどを確認していくことができます。

暗所・狭所での視認性向上のポイント

暗い場所や狭い場所の点検を行う際には、視認性を上げることが必要になることから、内視鏡の先端に搭載されている光源によって対象物内を照らしながら作業を進めていきます。そのため、まずは光源を搭載している内視鏡を選ぶことが必要といえます。

しかし、光量が強すぎると配管など対象物の内部に反射してしまい、中が見にくくなってしまうケースもあります。このような場合には、光量を調整する機能を持つ工業用内視鏡が便利です。光量を調整できれば、作業がしやすい光量に調整しながら作業を進められます。

工業用内視鏡の光源の種類

工業用内視鏡に使用されている光源の種類にはさまざまなものがあります。ここでは、「LED光源」「ハロゲン光源」「キセノン光源」「レーザー光源」の4種類についてそれぞれの概要と特徴を紹介していきます。

LED光源:省電力で長寿命な標準タイプ

現在さまざまなところで使用されているLEDですが、工業用内視鏡においても多くの製品で用いられています。LED(Light Emitting Diode)は「発光ダイオード」と呼ばれる半導体のことであり、半導体結晶の中で電気エネルギーが直接光に変化した仕組みを応用した光源です。

LEDは内視鏡の光源以外にも多彩な場面で用いられており、寿命が長い、小型・軽量、少ない消費電力で明るく照らせるため効率が良いといった特徴があります。

ハロゲン光源:コストパフォーマンスの高い選択肢

ハロゲンランプは、タングステンを使用したフィラメントに電流を流すことによって発熱させ、高い温度(〜3,000度)により光を放つ仕組みです。その特徴としては、輝度や耐熱・耐衝撃性が高い、また長寿命といった点が挙げられます。

キセノン光源:高輝度で鮮明な映像を実現

キセノンランプとは、高圧のキセノンガス中の放電による発光を理解したランプです。高い輝度を持っていることが特徴となっており、内視鏡の光源として使用した際にも高輝度で鮮明な映像を実現できるという特徴があります。

レーザー光源:高精細な映像を求める用途向け

工業用内視鏡の中には、レーザー光源を搭載したものも提供されています。レーザーは、指向性の良さや発光強度の高さ、制御のしやすさなどが特徴として挙げられます。暗い箇所でも非常に明るい状態と高い画質での点検が可能となることから、不具合のある箇所の特定などもスムーズに行えます。以上の点から、高精細な映像が必要な場合におすすめの光源であるといえます。

工業用内視鏡の光源を選ぶポイント

実際に工業用内視鏡を導入する場合には、その内視鏡にはどのような光源が搭載されているのか、という点も重視しておきたい点です。ここでは、工業用内視鏡の光源を選択する際に押さえておきたいポイントをまとめていますので、導入時の参考にしてみてください。

検査環境に適した光源の選び方

光源を選択する場合には、「検査や確認を行う環境に適した光源を選択する」という点が非常に重要になってきます。どの光源を選択するかは、検査を行う対象物を正確に確認できるかどうかに関わってきますので、検討している工業用内視鏡はどのような光源を搭載しているかを確認しておくことが大切です。

例えば高い視認性が求められる場合には、明るさを重視した光源の選択がポイントといえますので、「どのような環境で工業用内視鏡を使用するのか」という点をあらかじめ確認しておくことが大切です。

光の強さと調整機能の重要性

光の強さは、どのくらいの強さなのか具体的な数値が公表されていないケースがあります。そのため、どの程度の光量が見込めるのが判断しにくいこともありますが、口コミやレビューなどを参考にしてみる、デモ機を利用するなどして、どの程度の光量が得られるかを確認することがおすすめです。

また、工業用内視鏡では光の強さを調整するための調光機能が搭載されたものも多く見られます。このような機能があれば、作業しやすい光の強さに調整でき、作業も進めやすくなります。また、対象物の内部に光が反射して見にくくなるケースも考えられます。この場合光の強さを弱めるなどすると内部が見やすくなりますので、調光機能が搭載されているかどうかは非常に重要なポイントとなってきます。

光源の交換・メンテナンス性の比較

暗いところなどを検査する必要があり、光源を搭載した工業用内視鏡を導入する際には、交換などメンテナンスに関連する部分もあらかじめ確認しておくこともポイントのひとつといえます。

光が届かない場所は、光源がなければ作業が行えなくなってしまいますので、メンテナンスも大切です。容易にメンテナンスができるものであれば、管理もそれほど負担にならないと考えられます。仕様書などで判断できない場合は、メーカーに問い合わせてどのようなメンテナンスが必要になるかを確認しておく方法もあります。

まとめ

こちらの記事では、工業用内視鏡における光源について解説してきました。さまざまな場面に用いられている工業用内視鏡ですが、狭い場所や暗い場所の検査や点検、確認などに用いられるため、多くの場合光源を必要とします。適切な明るさがあることによって、作業もスムーズに進みますし見落としなどのリスクの低減にもつながっていくといえます。

このような点から、「自社ではどのような環境で工業用内視鏡を使用するのか」「使用する環境に光源はどれなのか」といった形で選定を行うことが大切です。

【業種別】工業用内視鏡
おすすめメーカー3選

【業種別】工業用内視鏡
メーカー3選

工業用内視鏡には、大きく分けてビデオスコープ・ボアスコープ・管内カメラがあり、それぞれでニーズが異なります。どのような場所を確認・検査したいのかを明確にし、自社に適した製品を選びましょう。

自動車メーカー向け
部品内部の微細な欠陥まで
検出可能
エビデント
(ビデオスコープIPLEX)
ビデオスコープIPLEX
引用元:エビデント公式HP(https://www.olympus-ims.com/ja/rvi-products/iplex-nx/)
特徴
  • 湾曲可能で複雑な経路にも対応した高画質ビデオスコープ。高輝度レーザーダイオード内蔵により、暗いエンジンやモーター内部も鮮明に表示できるため、微細な欠陥も見落としづらくなります。

エビデントの
公式サイトで詳細を見る

部品加工会社向け
対象を固定できるので、
短時間で検査が可能
ミルス・システムズ
(リジッドボアスコープ)
リジッドボアスコープ
引用元:ミルス・システムズ公式HP(https://www.mils-sys.co.jp/products/efスコープ-2/)
特徴
  • 硬性のスコープで、手元の機械部品や点検箇所を固定しながら直接目で覗くから手ブレがなくなり、短時間で安定した検査が可能。

ミルス・システムズの
公式サイトで詳細を見る

インフラ管理会社向け
長距離や屈曲した配管でも
検査が可能
サンコー
(配管内視鏡カメラ300M)
配管内視鏡カメラ300M
引用元:サンコー公式HP(https://www.thanko.co.jp/view/item/000000000854?category_page_id=ct138)
特徴
  • 300m超のロングスコープで、弾性があるから曲がりくねった長い排水管や工場配管などの深部まで一カ所からまとめて点検をする事が可能。

サンコーの
公式サイトで詳細を見る